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特集 ガイドラインには書いていない—胃癌治療のCQ
—胃癌における脾摘—胃上部大彎に浸潤する進行胃癌に脾門郭清や脾摘は必要か?
Is splenic hilar lymphadenectomy or splenectomy necessary to treat proximal advanced gastric cancer invading the greater curvature?
原田 潤一郎
1
,
木下 敬弘
1
Junichiro HARADA
1
1国立がん研究センター東病院胃外科
キーワード:
胃上部進行癌
,
脾門リンパ節
,
脾摘
,
脾温存脾門郭清
Keyword:
胃上部進行癌
,
脾門リンパ節
,
脾摘
,
脾温存脾門郭清
pp.1202-1205
発行日 2020年10月20日
Published Date 2020/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213083
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【ポイント】
◆JCOG0110試験の結果により,大彎に浸潤しない胃上部進行癌に対する脾摘は行われなくなった.
◆大彎に浸潤する胃上部進行癌に関しては,いくつかの後ろ向き研究が脾門リンパ節の郭清効果を報告しており,現時点では脾摘を行う施設が多い.
◆脾摘のデメリットを回避する方法として,腹腔鏡やロボットを用いた脾温存脾門郭清が開発され,その安全性を評価する臨床試験が進行中である.
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