特集 鼠径部・腹壁瘢痕ヘルニア手術を極める―直達手術から腹腔鏡・ロボット支援手術まで
Ⅱ.鼠径部ヘルニア 7)Direct Kugel法
川村 英伸
1
,
宮本 将秀
1
,
中村 侑哉
1
,
細井 信之
1
,
藤社 勉
1
,
佐々木 章
2
1岩手県立宮古病院外科
2岩手医科大学外科学講座
キーワード:
Direct Kugel
,
鼠径部ヘルニア
,
腹膜前修復術
Keyword:
Direct Kugel
,
鼠径部ヘルニア
,
腹膜前修復術
pp.1239-1247
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003982
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成人鼠径部ヘルニアに対して腹膜前腔にメッシュを留置するTIPP法(transinguinal preperitoneal repair)の1つにDirect Kugel法(以下,D.Kugel法)がある。Pélissier1)によって2006年に報告され,海外ではModified Kugel herniorrhaphyといわれている。D.Kugel法で使用されるDirect Kugel Patch(メディコン)が発売され,前方アプローチ法に慣れ親しんでいるわが国の一般外科医にとっては,導入しやすく次第に浸透していった。
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