総特集 鼠径部切開法を見直す
Direct Kugel法
宮崎 恭介
1
,
パウデル サシーム
2
1みやざき外科・ヘルニアクリニック
2製鉄記念室蘭病院外科
キーワード:
Direct Kugel Patch
,
鼠径部切開法
,
腹膜前修復術
Keyword:
Direct Kugel Patch
,
鼠径部切開法
,
腹膜前修復術
pp.917-923
発行日 2022年5月15日
Published Date 2022/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002799
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Direct Kugel法は鼠径部切開法の1つで,鼠径部を切開,鼠径管を開放して,内鼠径輪または鼠径管後壁から腹膜前腔を剥離し,筋恥骨孔すべてをメッシュで補強する術式である1)。その修復原理は腹腔鏡下鼠径部ヘルニア手術のTAPP(transabdominal preperitoneal approach)法やTEP(totally extraperitoneal approach)法と同様で,ヘルニア門の内側からメッシュで補強するという最も理にかなった術式である。また,本法で使用されるDirect Kugel Patch(メディコン社製)は,2004年にわが国で発売された形状付加型メッシュである。
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