Japanese
English
特集 エキスパートが教える 鼠径部ヘルニアのすべて
各論1:鼠径ヘルニア修復術の各術式
—鼠径部切開法 メッシュを用いた修復—Kugel法,Direct Kugel法—鼠径法による腹膜前腔の剝離
Kugel Patch Repair, Direct Kugel Patch Repair:enough detachment of the cavity infront of the peritoneum by the inguinal method
村井 信二
1
,
矢部 信成
1
,
清水 裕智
1
,
吉川 貴久
1
,
北里 憲司郎
1
,
尾戸 一平
1
,
小澤 広輝
1
Shinji MURAI
1
1医療法人財団 荻窪病院外科
pp.1233-1242
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211321
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆Kugel法,Direct Kugel法はいずれも,腹膜前腔に形状記憶リング付きメッシュを留置する後壁補強を主とした手術法である.
◆腹膜前腔に到達する方法として,Kugel法は後方アプローチで鼠径管の開放を伴わず,Direct Kugel法は前方アプローチで鼠径管の開放を伴う方法である.
◆Kugel法もDirect Kugel法も,腹膜前腔の十分な剝離と精管,精巣動静脈の壁在化がポイントで,下腹壁動静脈,Cooper靱帯,精巣動静脈,外腸骨動静脈がメルクマールとなる.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.