特集 鼠径部・腹壁瘢痕ヘルニア手術を極める―直達手術から腹腔鏡・ロボット支援手術まで
Ⅱ.鼠径部ヘルニア 6)Mesh Plug法
宮崎 恭介
1
1医療法人社団 みやざき外科・ヘルニアクリニック
キーワード:
Mesh Plug法
,
外鼠径ヘルニア
,
前立腺全摘術
Keyword:
Mesh Plug法
,
外鼠径ヘルニア
,
前立腺全摘術
pp.1233-1238
発行日 2024年7月15日
Published Date 2024/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003981
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Mesh Plug法は,Rutkowらが1989年に考案したtension-freeの鼠径部ヘルニア修復術である1)。Mesh Plug法で使用されるPerFixⓇ Plug(当時,バード・ジャパン社製)は,わが国初の形状付加型メッシュとして1994年に発売され,今年でちょうど発売30年になる。わが国における成人鼠径部ヘルニアに対するtension-free修復術の歴史は,このPerFixⓇ Plugを用いたMesh Plug法から始まったと言っても過言ではない。筆者は1995年からMesh Plug法を行い,1996年にMesh Plug法32例の手術成績を報告した2)。以来,今日までこの手術を29年間にわたり行ってきた。
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