手術手技
坐骨直腸窩痔瘻に対する後方正中アプローチ
栗原 浩幸
1
,
金井 忠男
1
,
赤瀬 崇嘉
1
,
藤井 頼孝
1
,
木村 壮伸
1
,
森山 穂高
1
1所沢肛門病院
キーワード:
坐骨直腸窩痔瘻
,
後方深部隙
,
坐骨直腸窩中隔
Keyword:
坐骨直腸窩痔瘻
,
後方深部隙
,
坐骨直腸窩中隔
pp.1115-1123
発行日 2024年6月15日
Published Date 2024/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003945
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肛門後方に存在する複雑痔瘻の大部分は坐骨直腸窩痔瘻である。この手術は再発率が高く,しかも機能障害を残しやすいため難度の高い手術とされる。坐骨直腸窩痔瘻は坐骨直腸窩に進展した瘻管の走行により複雑な形態をとるが,原発口から原発巣までの進展形式はほぼ共通している1, 2)。痔瘻根治には原発口から原発巣の処理が必須であり,その進展形式が共通していることから,一見複雑な坐骨直腸窩痔瘻の大部分は定型的な手術で治癒させることが可能である3, 4)。
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