特集 AI支援下消化器外科手術の現状と展望
上部消化管領域の内視鏡画像リアルタイム診断支援AIの開発
平澤 俊明
1
,
並河 健
1
,
堀内 裕介
1
,
藤崎 順子
2
,
多田 智裕
3
,
後藤田 卓志
1
1がん研有明病院上部消化管内科
2がん研有明病院健診センター
3AI Medical Service
キーワード:
AI
,
内視鏡
,
リアルタイム診断
Keyword:
AI
,
内視鏡
,
リアルタイム診断
pp.785-792
発行日 2024年4月15日
Published Date 2024/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003856
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
上部消化管内視鏡は消化器疾患の診断と治療において不可欠なツールとして広く使用されている。内視鏡により食道,胃,十二指腸などの臓器を内腔から視覚的に評価し,病変の検出と質的診断を行い,必要に応じて生検による組織採取や内視鏡切除を行うことが可能である。しかし,内視鏡検査の精密な診断には熟練した医師の豊富な経験と専門知識が不可欠であり,医師間での診断能力には顕著な差異がある。また,熟練医であっても体調に左右されることによりパフォーマンスが低下し,病変を見逃すリスクが生じる。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.