特集 進化する画像診断 ―下部消化管領域
2.大腸内視鏡診断の現状と課題(2)顕微内視鏡(CLE,EC) ―リアルタイム病理診断を目指して
村元 喬
1
,
大圃 研
1
,
石井 鈴人
1
,
根岸 良充
1
,
港 洋平
1
,
酒井 英嗣
2
1NTT東日本関東病院消化管内科
2横浜栄共済病院消化器内科
キーワード:
顕微内視鏡
,
共焦点内視鏡(CLE)
,
超拡大内視鏡(EC)
,
リアルタイム診断
Keyword:
顕微内視鏡
,
共焦点内視鏡(CLE)
,
超拡大内視鏡(EC)
,
リアルタイム診断
pp.386-392
発行日 2022年3月20日
Published Date 2022/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002147
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近年,顕微鏡レベルの超拡大観察が可能な共焦点内視鏡(CLE)や超拡大内視鏡(EC)が臨床応用され,組織を細胞レベルでリアルタイムに観察することが可能となった.本稿ではCLEとECの使用方法から大腸腫瘍に対する実際の観察・診断に至るまでを解説する.組織を採取(生検)することなく,病理診断と同等な診断をリアルタイムに行えるため,その場で的確な治療方針まで決めることが可能となり,早期治療だけではなく患者の負担軽減に寄与することが期待される.
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