Japanese
English
増刊号 消化管腫瘍の内視鏡診断2020
主題
—AI診断の現状と将来—上部消化管
Current Status and Future of AI Diagnosis—Upper Gastrointestinal Tract
平澤 俊明
1,2
,
池之山 洋平
1
,
石岡 充彬
1
,
堀江 義政
3
,
玉城 温子
4
,
並河 健
1
,
渡海 義隆
1
,
吉水 祥一
1
,
堀内 裕介
1
,
石山 晃世志
1
,
由雄 敏之
1,2
,
土田 知宏
1
,
藤崎 順子
1
,
瀧山 博年
5
,
多田 智裕
2,6
Toshiaki Hirasawa
1,2
1がん研究会有明病院消化器内科
2ただともひろ胃腸科肛門科
3東邦大学医療センター大橋病院消化器内科
4松本協立病院消化器内科
5量子科学技術研究開発機構QST病院
6東京大学医学部附属病院腫瘍外科
キーワード:
artificial intelligence
,
ディープラーニング
,
内視鏡診断
,
食道癌
,
胃癌
Keyword:
artificial intelligence
,
ディープラーニング
,
内視鏡診断
,
食道癌
,
胃癌
pp.745-750
発行日 2020年5月24日
Published Date 2020/5/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202044
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●「考える内視鏡診断」のポイント
・ディープラーニングの登場により,AIの画像認識能力は人間を超える領域に入った.
・上部消化管内視鏡のAI診断は,病変の拾い上げ診断,癌と非癌の鑑別である質的診断,深達度診断などの量的診断,解剖学的部位診断,H. pylori感染診断など多岐にわたって研究されている.
・AI診断は,胃がん内視鏡検診のダブルチェックや内視鏡検査中のリアルタイム診断支援にも応用が期待される.
・医療AIの開発には莫大な資金と時間が必要となる.
・医療AIを使用するには薬事承認が必要である.
・AI診断はあくまでも補助診断であり,最終的な診断は医師により行われる.
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