特集 ラパコレを再考する―腹腔鏡下胆嚢摘出術をマスターするために
胆囊癌疑診例に対する腹腔鏡手術と胆囊癌と判明した場合の対応
後藤 邦仁
1
,
酒井 健司
1
,
俊山 礼志
1
,
竹野 淳
1
,
加藤 健志
1
,
平尾 素宏
1
1国立病院機構 大阪医療センター外科
キーワード:
全層切除
,
胆囊床切除
,
追加切除
Keyword:
全層切除
,
胆囊床切除
,
追加切除
pp.1513-1517
発行日 2023年9月15日
Published Date 2023/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003510
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胆囊癌と胆囊良性疾患の鑑別診断は画像技術の向上した現在においても困難であるため,胆囊癌疑診例として手術をすることも少なくない。わが国の胆道癌診療ガイドライン(改訂第3版)1)では,「胆囊癌を疑う症例には腹腔鏡下手術ではなく開腹手術を行うべきか?」とのクリニカルクエスチョンに対して,「原則として開腹手術を行うことを提案する(推奨度2,レベルC)」と記載されている。
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