特集 胆道疾患に対する腹腔鏡手術
早期胆囊癌・胆囊癌疑診例に対する腹腔鏡下胆囊床切除術
板野 理
1
,
今井 俊一
1
,
藤井 正一
1
,
吉田 雅博
1
1国際医療福祉大学市川病院消化器外科
キーワード:
胆囊癌
,
腹腔鏡手術
,
胆囊床切除
Keyword:
胆囊癌
,
腹腔鏡手術
,
胆囊床切除
pp.133-137
発行日 2018年2月15日
Published Date 2018/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000563
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胆嚢癌疑診例に対して,「胆道癌診療ガイドライン」においては,いくつかの想定されるリスクから腹腔鏡手術は推奨されず,原則的に開腹手術が推奨されている1)。しかし,診断モダリティと治療手段の両面を併せ持つ腹腔鏡手術の特性を活かすことで,その問題点を克服できる可能性がある。われわれは今まで,胆嚢癌疑診例において審査腹腔鏡と術中迅速病理診断の組み合わせにより術前診断の不足を術中に補い,テーラーメイド治療を目指した腹腔鏡手術を軸とする治療アルゴリズム(図1)に則った治療を報告してきた2,3)。
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