Japanese
English
特集 最新の胆道癌診療トピックス—新たな治療戦略の可能性を探る
手術手技
胆囊癌疑診例に対する腹腔鏡下手術
Laparoscopic surgery for suspected gallbladder carcinoma
今井 俊一
1,2
,
板野 理
1
,
皆川 卓也
2
,
篠田 昌宏
2
,
北郷 実
2
,
八木 洋
2
,
阿部 雄太
2
,
日比 泰造
2
,
大島 剛
2
,
藤井 正一
1
,
吉田 雅博
1
,
北川 雄光
2
Shunichi IMAI
1,2
1国際医療福祉大学医学部消化器外科
2慶應義塾大学医学部一般・消化器外科
pp.1466-1471
発行日 2017年12月20日
Published Date 2017/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211881
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
【ポイント】
◆胆囊癌の治療方針は壁深達度に応じた術式選択を必要とするが,術前診断能には限界があることが至適術式の選択を困難としている.
◆「胆道癌診療ガイドライン」においては,想定される様々なリスクから,胆囊癌疑診例に対しては原則的に開腹手術が推奨されている.
◆われわれは胆囊癌疑診例に対して,審査腹腔鏡と術中迅速病理診断の組み合わせにより術前診断の不足を術中に補い診断精度を向上させることで,腹腔鏡下手術を軸とする治療アルゴリズムに則ったテーラーメイド治療をめざした治療を実践している.
Copyright © 2017, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.