特集 ラパコレを再考する―腹腔鏡下胆嚢摘出術をマスターするために
Reduced port surgeryによる胆囊摘出術
高木 剛
1
,
古家 裕貴
1
,
小林 博喜
1
,
福本 兼久
1
1京都社会事業財団 西陣病院外科
キーワード:
reduced port surgery
,
単孔式内視鏡手術
,
腹腔鏡下胆囊摘出術
Keyword:
reduced port surgery
,
単孔式内視鏡手術
,
腹腔鏡下胆囊摘出術
pp.1505-1511
発行日 2023年9月15日
Published Date 2023/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003509
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RPS(reduced port surgery)がわが国で広まりはじめたのは2009年頃であるが,近年はRPSへの関心が減少している印象がある。その大きな理由は,RPSは術者に負担のかかる特殊な手術と現在でも認識されていることにあるのではないかと考える。確かに,RPSは創部の大きさや数を減少させることで,患者の整容性というメリットを重視した手術であるため,その代償として術者には負担がかかる。しかし,その負担と思われているものは,デバイスや手技の工夫,術者の感覚を変換することで軽減や解消することが可能と考える。
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