増大号特集 肝臓外科におけるスタンダード肝切除
Ⅰ.総論 2)肝切除症例に対する適切な肝予備能評価
小山 幸法
1
,
田浦 康二朗
1
,
西尾 太宏
1
,
石井 隆道
1
,
瀬尾 智
1
,
波多野 悦朗
1
1京都大学大学院医学研究科肝胆膵移植外科
キーワード:
肝機能
,
術後肝不全
,
肝切除
Keyword:
肝機能
,
術後肝不全
,
肝切除
pp.1137-1144
発行日 2022年7月15日
Published Date 2022/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002872
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肝切除は肝良悪性疾患に対する根治療法として確立されている。技術や術後管理の改善により,その成績は向上しているが,依然として肝硬変や閉塞性黄疸を有する症例に対する肝切除において,術後肝不全は致死的となる合併症である。術前の正確な肝機能の評価が術後肝不全を避けるために重要となる。
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