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特集 肝胆膵術後合併症—どう防ぐ? どう対処する?
肝臓外科
術後肝不全—術前評価,処置,治療法
Posthepatectomy liver failure:preoperative assessments and clinical managements
野田 剛広
1
,
小林 省吾
1
,
土岐 祐一郎
1
,
江口 英利
1
Takehiro NODA
1
1大阪大学大学院医学系研究科外科学講座・消化器外科学
キーワード:
肝切除術
,
合併症
,
死亡率
,
術後肝不全
Keyword:
肝切除術
,
合併症
,
死亡率
,
術後肝不全
pp.263-267
発行日 2022年3月20日
Published Date 2022/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213641
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【ポイント】
◆術後肝不全は,術後5日目以降にプロトロンビン時間の延長,総ビリルビン値の上昇を認めるものと定義されている.
◆危険因子の把握,詳細な術前評価,適切な術式選択を行い,術後肝不全の発症予防に努めることが重要である.
◆治療の原則は,全身管理のうえ,肝不全の原因である肝機能障害の原因を取り除き,肝再生を促進させることである.
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