特集 炎症性腸疾患の治療戦略と手術
Ⅱ.潰瘍性大腸炎 1)小開腹による大腸全摘・回腸囊肛門(管)吻合術
小金井 一隆
1
,
辰巳 健志
1
,
黒木 博介
1
,
小原 尚
1
,
齋藤 紗由美
1
,
杉田 昭
1
1横浜市立市民病院炎症性腸疾患(IBD)科
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
小開腹
,
大腸全摘・回腸囊肛門 (管) 吻合術
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
小開腹
,
大腸全摘・回腸囊肛門 (管) 吻合術
pp.1017-1022
発行日 2022年6月15日
Published Date 2022/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002834
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潰瘍性大腸炎に対する内科治療が大きく進歩し,治療の選択肢が増え,手術施行率が低下しつつあるものの,手術が必要な症例は現存する。近年,手術適応として癌またはdysplasiaが増加し,高齢者での手術例も増加するなど,より複雑な病態をもった症例への対応も必要になっている。重要となる手術適応については,厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患政策研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(久松班)の外科治療指針を参考にされたい1)。
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