手術症例報告
潰瘍性大腸炎に対する大腸全摘術後のafferent limb syndromeに対し回腸─回腸嚢バイパス術が有効であった1例
辰巳 健志
1
,
小金井 一隆
1
,
二木 了
1
,
黒木 博介
1
,
木村 英明
2
,
杉田 昭
1
1横浜市立市民病院炎症性腸疾患科
2横浜市立大学附属市民総合医療センター炎症性腸疾患センター
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
afferent limb syndrome
,
回腸─回腸嚢バイパス術
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
afferent limb syndrome
,
回腸─回腸嚢バイパス術
pp.1275-1280
発行日 2019年7月15日
Published Date 2019/7/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001317
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潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis;UC)に対する標準術式は大腸全摘,回腸嚢肛門吻合術(ileal pouch-anal anastomosis;IAA),あるいは大腸全摘,回腸嚢肛門管吻合術である。腸閉塞は大腸全摘,回腸嚢肛門(管)吻合術後の頻度が高い術後合併症の1つである。回腸嚢肛門(管)吻合術後の腸閉塞の原因は人工肛門閉鎖部と骨盤内での癒着が最も高頻度と報告されている1,2)。
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