Japanese
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特集 消化器疾患に対する縮小手術の可能性
4.潰瘍性大腸炎に対する小開腹による温存直腸を短くした一期的大腸全摘・回腸囊肛門管吻合術
One stage restorative proctocolectomy with stapled ileal pouch anal anastomosis for ulcerative colitis
小金井 一隆
1
,
辰巳 健志
1
,
二木 了
1
,
黒木 博介
1
,
小原 尚
1
,
中尾 詠一
1
,
杉田 昭
1
K. Koganei
1
,
K. Tatsumi
1
,
R. Futatsuki
1
,
H. Kuroki
1
,
N. Obara
1
,
E. Nakao
1
,
A. Sugita
1
1横浜市立市民病院炎症性腸疾患科
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
一期的大腸全摘・回腸囊肛門管吻合術
,
機能温存手術
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
一期的大腸全摘・回腸囊肛門管吻合術
,
機能温存手術
pp.1312-1317
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1312
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潰瘍性大腸炎に対する標準術式は大腸全摘・回腸囊肛門吻合あるいは大腸全摘・回腸囊肛門管吻合術である.両者は病変を切除し自然肛門を温存する術式である.このうち回腸囊肛門管吻合術は,適応を選べば人工肛門を造設しない一期的手術が小開腹により可能な術式で,術後の排便機能も良好であり,本症に対する機能を温存する縮小手術である.
© Nankodo Co., Ltd., 2020