特集 大腸外科医のための骨盤解剖学
直腸癌に対する肛門温存手術に必要な肛門管解剖
秋月 恵美
1
,
沖田 憲司
1
,
奥谷 浩一
1
,
石井 雅之
1
,
浜部 敦史
1
,
竹政 伊知朗
1
1札幌医科大学消化器・総合,乳腺・内分泌外科
キーワード:
肛門管解剖
,
ISR
,
TaTME
Keyword:
肛門管解剖
,
ISR
,
TaTME
pp.735-745
発行日 2022年4月15日
Published Date 2022/4/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002754
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肛門温存手術(sphincter preserving operation;SPO)のなかでも括約筋間直腸切除術(intersphincter resection;ISR)は多くの症例で術後排便障害を生じるだけでなく1),排尿障害や性機能障害といった術後機能障害の可能性がある術式である。根治性と機能温存を両立するためには肛門管から骨盤底の正確な解剖を理解し,手術に反映させることが重要である。
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