手術症例報告
TaTMEの効果的な応用により肛門温存できた肛門近傍巨大直腸GISTの1例
岩井 周作
1
,
北口 大地
1
,
野田 朋宏
1
,
安藤 幸滋
1
,
塚田 祐一郎
1
,
伊藤 雅昭
1
1国立がん研究センター東病院大腸外科
キーワード:
直腸GIST
,
TaTME
,
肛門温存
Keyword:
直腸GIST
,
TaTME
,
肛門温存
pp.621-627
発行日 2023年5月15日
Published Date 2023/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003287
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直腸GIST(gastrointestinal stromal tumor)は消化管GISTのなかで,胃,小腸,結腸に次いで多く,約3~5%の発生頻度と報告されている1)。直腸GISTに対する治療方針は原則として外科的切除であるが,とくに骨盤内を占居するような巨大直腸GISTの場合は,視野確保や骨盤深部操作の困難性によって肛門温存できない症例も多く経験される2)。
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