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特集 手術に役立つ蛍光法のすべて
III. 下部消化管
2.直腸癌手術における蛍光法を用いた尿管の同定法
Identification of the ureter using fluorescence in rectal cancer surgery
三代 雅明
1
,
沖田 憲司
1
,
奥谷 浩一
1
,
秋月 恵美
1
,
石井 雅之
1
,
竹政 伊知朗
1
M. Miyo
1
,
K. Okita
1
,
K. Okuya
1
,
E. Akizuki
1
,
M. Ishii
1
,
I. Takemasa
1
1札幌医科大学消化器・総合,乳腺・内分泌外科
キーワード:
直腸癌
,
尿管
,
蛍光
Keyword:
直腸癌
,
尿管
,
蛍光
pp.1258-1262
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1258
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近年,低侵襲な腹腔鏡下手術が普及し,頻度の高い合併症に対してはさまざまな対策が講じられ検討されてきたが,頻度が低くとも患者の生活の質(QOL)を大きく損なう可能性のある尿路損傷に対する予防策も重要である.Enhanced visualizationの一つである蛍光法を用いた尿路の可視化・同定は,触覚情報の乏しい腹腔鏡下手術,さらにはロボット手術において,尿路損傷の予防を含め安全な手術を行ううえで有望な方法と期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2022