手術手技
腹腔鏡下肝S8亜区域切除術の困難性を克服するための工夫─エコーによる区域同定法のコツ
大谷 広美
1
,
渡邊 常太
1
,
上野 義智
1
,
花岡 潤
1
,
藤井 正彦
1
,
原田 雅光
1
1愛媛県立中央病院消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下肝切除術
,
解剖学的肝切除
,
術中エコー
Keyword:
腹腔鏡下肝切除術
,
解剖学的肝切除
,
術中エコー
pp.313-321
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002661
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肝S8はS7と並び最も腹腔鏡手術の難度が高い領域で技術的課題も多い。また,正確な亜区域切除術を行うためには解剖学的理解が不可欠である。S8亜区域切除術が困難である理由は大きく2つあり,1つは背側,頭側領域に位置していること,もう1つは染色法による区域同定が困難なことである。これらの困難性を克服するための当院の手術手技の工夫を,術野展開と切離線決定方法を中心に紹介する。
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