特集 腹腔鏡下肝切除に必要な外科解剖と手術手技
腹腔鏡下肝亜区域切除の手術手技─解剖学的に正しく切除するために
髙西 喜重郎
1
,
森田 泰弘
2
,
林 達也
2
,
松本 潤
1
1東京都保健医療公社多摩北部医療センター外科
2東京都立多摩総合医療センター外科
キーワード:
腹腔鏡下肝切除
,
解剖学的肝切除
,
intersegmental plane
Keyword:
腹腔鏡下肝切除
,
解剖学的肝切除
,
intersegmental plane
pp.1739-1746
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000505
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腹腔鏡下肝切除へ解剖学的切除を導入するためには遵守すべき基本事項があるが,Pringle 法による流入血遮断,Glisson 枝へのアプローチと処理,demarcation line による切除領域の確認,intersegmental plane への到達とその維持,肝静脈からの出血制御(IVC に対する肝静脈の高位化,気腹圧の利用,下大静脈圧のコントロール)が挙げられる。本稿ではこれらの基本手技に基づき,自施設での経験を元に述べてみたい。
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