坂の上のラパ肝・胆・膵・14
肝S8亜区域切除術
大目 祐介
1
,
本田 五郎
1
Yusuke OME
1
,
Goro HONDA
1
1東京女子医科大学病院 消化器・一般外科
pp.239-248
発行日 2021年2月20日
Published Date 2021/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213277
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Point
◆術前画像でG8の分岐形態を把握する.
◆Pringle手技用のターニケットを留置する以外には肝門に触れない.
◆肝離断時は第6および第8肋間のポートからデバイスを,右季肋下のポートからカメラを挿入する.
◆冠状間膜の一部のみを切離し,右葉の脱転は行わない.
◆頭側からMHVを露出しながらS8/S4境界(major hepatic fissure)を離断し,露出したMHVの右背側でG8を確保する.
◆S8/S5境界の離断と並行してS8背側境界(G8根部,肝上部下大静脈腹側面,RHV本幹を結ぶ面)を離断する.
◆RHVはS8を腹側に挙上しながら下大静脈(IVC)流入部から末梢側に向けて連続して露出する.
◆露出したRHVからS8/S7境界のdemarcation lineに向けてintersegmental planeを離断する.
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