総特集 消化器・一般外科手術における感染対策・周術期管理
Ⅱ.各論 6)胆道手術における感染対策・周術期管理
工藤 雅史
1
,
後藤田 直人
1
1国立がん研究センター東病院肝胆膵外科
キーワード:
胆道
,
感染
,
周術期
Keyword:
胆道
,
感染
,
周術期
pp.1741-1747
発行日 2020年11月15日
Published Date 2020/11/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001941
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
消化器外科手術のなかでも悪性疾患に対する胆道手術は外科的手技が複雑であり,術後合併症が多い疾患として知られる。とくに,肝門部領域胆管癌に対する根治切除後の合併症発生率は14~76%,周術期関連死亡率は0~19%と報告され1),多くの消化器外科手術が安全に行われるようになった今日でもいまだ改善の余地が残る領域といえる。
Copyright © 2020, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.