Japanese
English
特集 肝胆膵の最新三次元画像
胆道系のMRCP
Magnetic Resonance Cholangiopancreatography for the Biliary Duct
竹原 康雄
1
Yasuo TAKEHARA
1
1浜松医科大学医学部附属病院放射線部
1Department of Radiology,Hamamatsu University Hospital
キーワード:
MRCP
,
胆道
,
胆道腫瘍
,
胆管癌
,
MRI
,
磁気共鳴胆道膵管画像
Keyword:
MRCP
,
胆道
,
胆道腫瘍
,
胆管癌
,
MRI
,
磁気共鳴胆道膵管画像
pp.825-837
発行日 2003年11月15日
Published Date 2003/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100393
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要旨 磁気共鳴胆道膵管画像(magnetic resonance cholangiopancreatography;MRCP)は極めて強いT2強調画像を撮影することにより,間接的に胆道膵管系の投影画像を得る非侵襲的な画像検査法である.胆汁,膵液に生理的に含まれる自由水が信号源であるため,造影剤を使用することなく,完全閉塞部の上流側と下流側の両方を一望することが可能であり,しかもそれは胆道膵管の生理的な状態を反映する.空間分解能を重視した3D-MRCPは胆囊管,肝内胆管描出能に優れ,single thick slab MRCPは時間分解能が良いため,呼気,吸気といった様々な時相の撮影が可能である.胆道系のMRCPは進化しつつあり診断能も向上してきている.
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