特集 消化器外科手術の論点2020 誌上ディベートと手術手技
大腸外科 9 横行結腸癌に対する腹腔鏡手術の最適アプローチ 内側アプローチの立場から
大塚 幸喜
1
,
木村 聡元
1
,
松尾 鉄平
1
,
高清水 清治
1
,
浜野 孝
2
,
佐々木 章
1
1岩手医科大学外科学講座
2総合病院 聖隷浜松病院外科
キーワード:
腹腔鏡下大腸癌手術
,
横行結腸切除術
,
medial approach
Keyword:
腹腔鏡下大腸癌手術
,
横行結腸切除術
,
medial approach
pp.522-527
発行日 2020年3月31日
Published Date 2020/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001629
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ポート数は5本としている。カメラポートを臍の尾側に挿入する理由は,内側アプローチ(medial approach)時の十二指腸や膵頭部が良好な視野で確認でき,さらに最も精緻な操作が必要となるSMV上の郭清がco-axial settingで行えるためである。とくに,内臓下垂のある痩せた女性の場合では,中結腸動静脈(middle colic artery / vein;MCA / V)が尾側に位置するためカメラポート位置は重要である1-3)。
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