特集 消化器外科手術の論点2020 誌上ディベートと手術手技
大腸外科 9 横行結腸癌に対する腹腔鏡手術の最適アプローチ 頭側アプローチの立場から
五井 孝憲
1
,
呉林 秀崇
1
,
澤井 利次
1
,
森川 充洋
1
1福井大学消化器外科
キーワード:
横行結腸癌
,
頭側アプローチ
,
腹腔鏡手術
Keyword:
横行結腸癌
,
頭側アプローチ
,
腹腔鏡手術
pp.516-521
発行日 2020年3月31日
Published Date 2020/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001628
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横行結腸癌の多くはランダム化比較試験の除外条件とされており,また2019年版の大腸癌治療ガイドライン1)では,「横行結腸癌に対する腹腔鏡手術は高難度であり,解剖学特性に支配血管根部周囲の郭清手技の難易度を考慮して適応を決定する」と記載されている。さらに肥満症例における開腹手術への移行率が高い点や手術時間が長い点,合併症率が高い点などが問題点に挙げられている。
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