特集 術前シミュレーション・術中ナビゲーションを駆使した消化管手術
Ⅰ.食道 2)ICG蛍光法による食道切除後再建胃管の血流評価の有用性
神谷 欣志
1
,
川田 三四郎
1
,
菊池 寛利
1
,
平松 良浩
1
,
松本 知拓
1
,
竹内 裕也
1
1浜松医科大学外科学第二講座(消化器・血管外科学分野)
キーワード:
食道癌手術
,
ICG蛍光法
,
胃管血流評価
Keyword:
食道癌手術
,
ICG蛍光法
,
胃管血流評価
pp.1289-1296
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001342
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
- サイト内被引用
術中にリアルタイムに得られる情報に基づいて手術の方向性を示す術中ナビゲーションは,消化器癌手術の安全性,根治性をより高める術中ツールとしてその開発が進められている。食道癌手術においては,合併症の軽減,低侵襲化,正確なリンパ節郭清による根治性の向上などにその応用が期待されるが,再建臓器の血流不全は縫合不全や胃管壊死などの重篤な合併症の要因となるため,術中の血流評価とその情報に基づいた安全な再建をナビゲーションする技術の開発はきわめて有用である。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.