特集 術前シミュレーション・術中ナビゲーションを駆使した消化管手術
Ⅰ.食道 1)術中反回神経モニタリングを用いた食道癌リンパ節郭清の現状と展望
小澤 壯治
1
,
小柳 和夫
1
,
山本 美穂
1
,
二宮 大和
1
,
谷田部 健太郎
1
,
樋口 格
1
1東海大学消化器外科
キーワード:
反回神経麻痺
,
神経モニタリング
,
リンパ節郭清
Keyword:
反回神経麻痺
,
神経モニタリング
,
リンパ節郭清
pp.1283-1287
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001341
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食道癌のリンパ節転移は反回神経周囲リンパ節に高率に認められ,その郭清の重要性が証明されている1)。反回神経周囲リンパ節郭清を行うことにより反回神経麻痺が生じることがあり,喉頭鏡検査による頻度は約60%と高く2),食道癌手術の重要な術後合併症である。術後の嗄声,誤嚥の原因となり,患者のQOLを低下させる一因である。
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