手術手技
術中ICG蛍光イメージングを用いた膵手術─とくに胃切除や膵切除既往のある患者での有用性
砂原 正男
1
,
大島 隆宏
1
,
奥田 耕司
1
,
三澤 一仁
1
1市立札幌病院外科
キーワード:
ICG蛍光法
,
膵切除
,
胃切除
Keyword:
ICG蛍光法
,
膵切除
,
胃切除
pp.1479-1485
発行日 2019年9月15日
Published Date 2019/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001392
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胃切除や膵切除の既往のある患者に対する膵手術では,前回手術による癒着や消化管吻合のために,通常の膵手術よりも切除・再建とも困難なことが多い(図1)1)。膵手術の術中検査法としては,以前より,視触診,術中超音波(intraoperative ultrasonography;IOUS),術中迅速病理診断などが行われてきた。膵腫瘍の広がりを可視化し,画像化することができれば,手術合併症の低減や予後の向上が期待できる。
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