特集 術前シミュレーション・術中ナビゲーションを駆使した消化管手術
Ⅱ.胃 1)腹腔鏡下胃切除術におけるシミュレーションとナビゲーションの現状と取り組み
田中 千恵
1
,
藤原 道隆
2
,
田中 由浩
3
,
中西 香企
1
,
小寺 泰弘
1
1名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科
2名古屋大学医学部附属病院医療機器総合管理部
3名古屋工業大学大学院工学研究科
キーワード:
腹腔鏡下胃切除術
,
ICG
,
触覚センシング
Keyword:
腹腔鏡下胃切除術
,
ICG
,
触覚センシング
pp.1297-1303
発行日 2019年8月15日
Published Date 2019/8/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001343
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
早期胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術は,ランダム化比較試験により安全性が確認され標準治療と認識されている。しかし,腹腔鏡下胃全摘術や進行胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術は,比較的,難度が高い。これらの手術を安全,確実に施行するためには,個々の症例に応じた解剖および病変の正確な位置の把握が重要である。近年,安全,確実に手術を施行するための方法の1つとして,シミュレーションやナビゲーション技術の活用が報告されている。
Copyright © 2019, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.