特集 括約筋間直腸切除術(ISR)の手術手技
ISR術後の排便機能
山田 一隆
1
,
高野 正太
1
,
佐伯 泰愼
1
,
田中 正文
1
,
野口 忠昭
1
,
高野 正博
1
1大腸肛門病センター高野病院外科
キーワード:
括約筋間直腸切除術
,
排便機能
,
便失禁
Keyword:
括約筋間直腸切除術
,
排便機能
,
便失禁
pp.1871-1879
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000969
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下部直腸癌に対する究極の自然肛門温存手術である括約筋間直腸切除術(intersphincteric resection;ISR)では,根治性,術後排便機能,および術後合併症が課題であるが,近年ではこれらに関するISRの有用性が多く報告されている1)。しかし,ISR術後の排便機能に関する詳細な報告は少ないのが現状である。そこで,本稿では術後排便機能からみたISRの有用性に関して,臨床症状と排便機能検査による排便機能の評価とともに考察し,ISR術後の排便機能障害に対する対策について解説する。
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