特集 括約筋間直腸切除術(ISR)の手術手技
Intersphincteric resection(ISR)の現状と展望
坂井 義治
1
1京都大学消化管外科
キーワード:
括約筋間直腸切除術
,
intersphincteric resection (ISR)
Keyword:
括約筋間直腸切除術
,
intersphincteric resection (ISR)
pp.1811-1812
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000961
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技術的革新によりCTやMRIによる直腸癌の深達度診断が向上している。これらの画像診断と死体解剖,さらに腹腔鏡手術で視認される外科解剖の比較により肛門管周囲の解剖も徐々に明らかとなり,肛門管近傍の直腸癌に対しても根治度を落とすことなく肛門温存手術が可能となるintersphincteric resection(ISR)が浸透している。一方,アプローチ法として腹腔鏡手術,taTME(transanal total mesorectal excision),さらにロボット支援手術が採用されるようになった。そこで本特集では,ISR手術に必要な解剖,適応診断,アプローチ法による特徴とコツ,そしていまだ重要な課題である術後機能について,この領域のエキスパートに執筆をお願いした。
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