特集 腹部ヘルニア手術のすべて
Ⅱ.成人の鼠径部ヘルニア手術 4)ポリソフト・オンフレックス法 ─Transinguinal preperitoneal(TIPP) repair with slitted mesh
堀 孝吏
1
1寺田病院外科
キーワード:
ポリソフト
,
オンフレックス
,
TIPP
Keyword:
ポリソフト
,
オンフレックス
,
TIPP
pp.1013-1020
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000740
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ポリソフトパッチやオンフレックスパッチを用いた鼠径部ヘルニア修復術は便宜上ポリソフト法やオンフレックス法と呼ばれているが,他のパッチにはない両パッチの特徴はメッシュに割を入れてスリットを作成可能なことにある。スリットを作成せずに使用する場合は従来のメッシュとは形状の差異こそあるものの,ダイレクトクーゲルパッチなど他のフラットメッシュを用いた術式と大きな差異はない。したがって,本稿では,両パッチにスリットを作成して施行している前方到達法による腹膜前腔修復法をtransinguinal preperitoneal(TIPP)repair with slitted meshと命名し,手技および手術成績について紹介する。
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