特集 消化器・一般外科におけるCommon Diseaseの手術 エルステから高難度まで
Ⅲ 鼠径部ヘルニア手術 5 Mesh-plug法
宮崎 恭介
1
,
広津 順
2
1みやざき外科・ヘルニアクリニック
2ひろつおなかクリニック
キーワード:
Mesh-plug法
,
間接鼠径ヘルニア
,
前立腺全摘術
Keyword:
Mesh-plug法
,
間接鼠径ヘルニア
,
前立腺全摘術
pp.573-579
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000002160
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Mesh-plug法はRutkowらが1989年に考案したtension-freeの鼠径部ヘルニア修復術で,ヘルニア門をプラグ型メッシュで閉鎖し,鼠径管後壁を平坦型メッシュで補強する術式である1)。それに使用されるポリプロピレンメッシュは,1993年にPerFix® Plug(Bard社製)として発売された。日本では1994年に本邦初の形状付加型メッシュとして発売され,今日に至るまで最も長く使用されているメッシュである。筆者は1995年から本法を開始し,1996年に32例の手術成績を報告して以来2),25年間の長きにわたってこのメッシュを使い続けている。
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