Japanese
English
特集 内視鏡手術からみえる新しい解剖学
III. 肝胆膵
2.Inside-out transectionによる腹腔鏡下肝切除に必要な局所解剖
Regional liver anatomy required for laparoscopic hepatectomy using inside-out transection
板野 理
1
,
皆川 卓也
1
,
星本 相淳
1
,
篠田 昌宏
1
,
大山 隆史
1
,
鶴田 雅士
1
O. Itano
1
,
T. Minagawa
1
,
S. Hoshimoto
1
,
M. Shinoda
1
,
T. Oyama
1
,
M. Tsuruta
1
1国際医療福祉大学消化器外科
キーワード:
腹腔鏡下肝切除
,
解剖学的肝切除
,
肝切離手技
Keyword:
腹腔鏡下肝切除
,
解剖学的肝切除
,
肝切離手技
pp.525-528
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_525
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肝内Glissonは,肝門板より樹木の枝のように腹側に鋭角に枝分かれしており,末梢では隣り合った領域の枝が交差し結合する一方,根部周辺では太い枝がほとんどない領域が存在する.この特徴を生かしたGlisson根部より領域間切離をスタートさせるinside-out transectionは,従来法に比してさまざまな優位性があり,この方法に適した腹腔鏡手術のみならず開腹肝切除においても応用が期待される.
© Nankodo Co., Ltd., 2022