特集 腹腔鏡下肝切除に必要な外科解剖と手術手技
腹腔鏡下肝切除の現状と展望
大塚 由一郎
1
,
久保田 喜久
1
,
片桐 敏雄
1
,
澤口 悠子
1
,
土屋 勝
1
,
金子 弘真
2
1東邦大学医学部外科学講座一般・消化器外科学分野
2東邦大学医学部外科低侵襲医療学特任教授
キーワード:
laparoscopic liver resection
,
laparoscopic hepatectomy
,
liver tumor
Keyword:
laparoscopic liver resection
,
laparoscopic hepatectomy
,
liver tumor
pp.1693-1699
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000500
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腹腔鏡下肝切除(laparoscopic liver resection;LLR)は肝腫瘍に対する根治性と低侵襲性を提供し得る新たな外科的選択肢であり,わが国では2010 年度に腹腔鏡下肝部分切除および肝外側区域切除が保険収載され,急速に普及している。2014 年に行われた第2 回腹腔鏡下肝切除国際コンセンサス会議にて示されたとおり,minor LLR(Couinaud の分類におけるSegment 2, 3, 4b, 5, 6での腹腔鏡下肝部分切除および肝外側区域切除を指す)は,世界的にみても標準的術式として考えられるようになった1)。
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