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特集 肝癌―治療計画・支援のための画像診断
各論
肝細胞癌の術前画像診断
腹腔鏡下肝切除のための術前画像診断
A preoperative imaging for laparoscopic hepatectomy
久保田 喜久
1
,
大塚 由一郎
1
,
金子 弘真
1
Yoshihisa KUBOTA
1
,
Yoshiichiro OHTSUKA
1
,
Hironori KANEKO
1
1東邦大学医学部 外科学講座(大森)一般・消化器外科
1Division of General and Gastroenterological Surgery,Department of Surgery(Omori)
キーワード:
腹腔鏡下肝切除
,
術前画像診断
,
3D-CT
,
腹腔内癒着評価
Keyword:
腹腔鏡下肝切除
,
術前画像診断
,
3D-CT
,
腹腔内癒着評価
pp.205-211
発行日 2012年5月15日
Published Date 2012/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100556
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要旨
腹腔鏡下肝切除(LH)では,鏡視下手術の特性が,時にLHの難易度を上げる要因となることがある.①3D-CT画像シミュレーション:腹腔鏡下視野を模した近接画像の作製や,肋骨―肝投影イメージによる腹腔鏡補助下,用手補助下における,小開腹そうの模擬画像は術前イメージングに有用である.②超音波腹腔内癒着評価:自発呼吸による腹腔内臓器の矢状方向への移動と腹壁との境界エコーを観察し腹壁癒着の程度を評価することで,first trocarの安全な挿入や癒着剝離の必要性が可能となる.③術中超音波検査:腹腔鏡用の探触子は4方向の角度可変機能を有する.またソナゾイド®を用いた造影超音波も有用である.
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