Japanese
English
特集 内視鏡外科手術における思わぬ合併症と対応法
7.腹腔鏡下肝切除における血管損傷への対応
Bleeding control and hemostatic procedure during laparoscopic liver resection
大塚 由一郎
1
,
土屋 勝
1
,
船橋 公彦
1
,
金子 弘真
1
Y. Otsuka
1
,
M. Tsuchiya
1
,
K. Funahashi
1
,
H. Kaneko
1
1東邦大学
キーワード:
腹腔鏡下手術
,
肝切除
,
肝腫瘍
,
血管損傷
Keyword:
腹腔鏡下手術
,
肝切除
,
肝腫瘍
,
血管損傷
pp.1336-1342
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_1336
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腹腔鏡下肝切除術(LLR)における止血操作は,もっとも重要な基本的手技として習得されるべきである.安全にLLRを進行するために,未然に出血を防ぐこと,ドライな術野を保つことは大切である.そのためにはデバイスの特徴を理解して選択し,実際に出血した際は落ち着いて対応し,ポートの位置変更や追加を含めて術野を立て直し,適切な止血法を選択する.そして時機を逸しないconversionへの判断もチームの力量の一つである.
© Nankodo Co., Ltd., 2019