Japanese
English
症例
異なる経過をたどった結核性肉芽腫の2例
Two cases of tuberculous granuloma with different histories
渡邉 千智
1
,
野老 翔雲
1
,
林 周次郎
1
,
鈴木 利宏
1
,
井川 健
1
Chisato WATANABE
1
,
Shown TOKORO
1
,
Shujiro HAYASHI
1
,
Toshihiro SUZUKI
1
,
Ken IGAWA
1
1獨協医科大学,皮膚科学教室(主任:井川 健教授)
キーワード:
BCGワクチン
,
結核性肉芽腫
Keyword:
BCGワクチン
,
結核性肉芽腫
pp.1507-1510
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000006104
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症例1:11カ月,男児。左上腕にBCGを接種し,107日後に接種部位付近に1.5×1.0cm大の紅色弾性結節が出現した。臨床経過から結核性肉芽腫を疑い,経過観察にて接種から約5カ月でほぼ消退した。症例2:10カ月,男児。初診4カ月前に左上腕部にBCGを接種し,その3カ月後に接種部近位内側に1.5×1.5cm大の可動性良好な紅色弾性硬の結節が出現した。病理組織学的には皮下に乾酪壊死を伴う肉芽腫を認めた。約2カ月程度で徐々に増大傾向にあり,全切除を施行した。自験例から,まずは自然に消退する可能性を考慮し保存的に経過観察,増大傾向を認める際には切除を検討するという方法も選択肢のひとつとしてあると考えた。

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