Japanese
English
症例
術後放射線療法を行った右臀部粘液線維肉腫の1例
Myxofibrosarcoma on the right buttock treated with postoperative radiation therapy
松山 友輝
1
,
井上 禎夫
1
,
山口 あり裟
1
,
平野 智隆
1
,
齊藤 美穂
1
,
藤原 由佳子
1
,
森 智史
1
,
林 周次郎
1
,
鈴木 利宏
1
,
井川 健
1
Yuki MATSUYAMA
1
,
Sadao INOUE
1
,
Arisa YAMAGUCHI
1
,
Tomotaka HIRANO
1
,
Miho SAITO
1
,
Yukako FUJIWARA
1
,
Satoshi MORI
1
,
Shujiro HAYASHI
1
,
Toshihiro SUZUKI
1
,
Ken IGAWA
1
1獨協医科大学,皮膚科学教室(主任:井川 健教授)
キーワード:
粘液線維肉腫
,
術後補助放射線療法
,
皮下腫瘤
,
リンパ節転移
Keyword:
粘液線維肉腫
,
術後補助放射線療法
,
皮下腫瘤
,
リンパ節転移
pp.101-104
発行日 2025年1月1日
Published Date 2025/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000004960
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61歳,女性。限局性強皮症,掌蹠膿疱症でフォロー中に臀部皮下に腫瘤を自覚した。CTにて,長径30mm大の腫瘤を認めた。切除術を施行し,病理組織検査の結果,粘液線維肉腫の診断となった。30mmマージンで拡大切除を行い,分層網状植皮で再建をした。仙骨上の深部マージンを十分に確保できず,術後放射線療法の方針となった。術後のCTで右鼠径,内腸骨リンパ節の腫大を認めたため,右鼠径部リンパ節生検を施行した。転移は否定的だったが,内腸骨リンパ節への転移は否定できないため66Gy/33Frで放射線療法を施行した。術後9カ月時点で再発や転移を認めず,再発予防目的の放射線療法が有効である可能性を考えた。
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