Japanese
English
症例
副耳の2例
Two cases of accessory auricle
宮﨑 駿
1
,
帆足 俊彦
1
,
新井 悠江
1
,
安念 節晃
1
,
濱田 里沙
1
,
杉本 徹
1
,
上野 美咲
1
,
安齋 眞一
2
,
江崎 英子
3
,
大島 昇
4
,
佐伯 秀久
1
Shun MIYAZAKI
1
,
Toshihiko HOASHI
1
,
Hiroe ARAI
1
,
Setsuaki ANNEN
1
,
Risa HAMADA
1
,
Toru SUGIMOTO
1
,
Misaki UENO
1
,
Shin-ichi ANSAI
2
,
Eiko ESAKI
3
,
Noboru OSHIMA
4
,
Hidehisa SAEKI
1
1日本医科大学付属病院,皮膚科学教室(主任:佐伯秀久教授)
2日本医科大学武蔵小杉病院,皮膚科
3牧田医院,皮膚科,東京都練馬区
4渋谷駅前おおしま皮膚科,東京都渋谷区
キーワード:
副耳
,
軟骨母斑
,
毛包母斑
,
頸部副耳
,
先天異常
Keyword:
副耳
,
軟骨母斑
,
毛包母斑
,
頸部副耳
,
先天異常
pp.89-92
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000003725
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症例1:4歳,男児。出生時より左耳介周囲に小結節が2個みられ,副耳が疑われ受診した。症例2:1歳,女児。出生時より右耳前部に結節を自覚し,右副耳の診断となり,受診した。症例1,2ともに切除を行い,病理組織検査で副耳の診断となった。症例2では皮下に軟骨組織を認めた。副耳の臨床診断は比較的容易であるが,臨床所見で軟骨の有無を判断することは困難である。手術の際は,軟骨がある可能性を考慮したうえで慎重に切除を進め,視診・触診を術中にも行うことで,軟骨の有無を確認する必要がある。また,副耳の軟骨は正常耳介軟骨に連続していることもあるため,境界部までしっかりと切除し,術後変形をきたさないように注意することが重要である。
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