Japanese
English
特集 あらためて学ぶ。薬疹と皮膚障害
症例報告
ミノサイクリン塩酸塩によるアナフィラキシーの1例
Anaphylaxis due to minocycline hydrochloride
牟田 博記
1
,
神﨑 美玲
1
,
遠藤 瑠璃子
1
,
村岡 麻樹
2
Hiroki MUTA
1
,
Mirei KANZAKI
1
,
Ruriko ENDO
1
,
Asaki MURAOKA
2
1水戸済生会総合病院,皮膚科(主任:神﨑美玲主任部長)
2同,救急科
キーワード:
ミノサイクリン塩酸塩
,
抗菌薬
,
テトラサイクリン系
,
アナフィラキシー
Keyword:
ミノサイクリン塩酸塩
,
抗菌薬
,
テトラサイクリン系
,
アナフィラキシー
pp.1828-1829
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002936
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現病歴 尋常性痤瘡が再発したため近医を受診し,ミノサイクリン塩酸塩を処方された。夕食後に1錠(100mg)を内服したところ,約1時間半後に手の痒み,全身の紅斑,呼吸困難感,腹痛が出現して救急搬送された。血圧低下はなかったが,経過中に軽度の意識障害,嘔吐,便失禁もみられた。アナフィラキシーとして加療され,症状が改善した後に当科を紹介受診した。
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