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マルファン症候群の患者に生じたロクロニウム臭化物によるアナフィラキシーショックの1例
Anaphylactic shock due to rocuronium bromide in a patient with Marfan syndrome
遠藤 瑠璃子
1
,
神﨑 美玲
1
,
鈴木 脩平
2
,
三富 樹郷
2
,
篠永 真弓
2
,
倉岡 節夫
2
,
島田 憲佑
3
,
人見 真衣
3
,
前田 良太
3
Ruriko ENDO
1
,
Mirei KANZAKI
1
,
Shuhei SUZUKI
2
,
Kisato MITOMI
2
,
Mayumi SHINONAGA
2
,
Setsuo KURAOKA
2
,
Kensuke SHIMADA
3
,
Mai HITOMI
3
,
Ryota MAEDA
3
1水戸済生会総合病院,皮膚科(主任:神﨑美玲主任部長)
2同,心臓血管外科
3同,麻酔科
キーワード:
ロクロニウム臭化物
,
アナフィラキシーショック
,
全身麻酔
,
筋弛緩薬
,
マルファン症候群
Keyword:
ロクロニウム臭化物
,
アナフィラキシーショック
,
全身麻酔
,
筋弛緩薬
,
マルファン症候群
pp.1604-1605
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002865
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現病歴 マルファン症候群に伴う解離性大動脈瘤の遺残病変が拡大したため,全身麻酔下に下行大動脈置換術が予定された。麻酔導入と気管挿管が行われた後,まもなくして収縮期血圧が30〜40mmHgまで急激に低下し,全身に紅斑が出現した(図1)。アナフィラキシーショックとして加療され,症状は改善したが,後日精査のため当科を紹介受診した。
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