Japanese
English
臨床経験
マルファン症候群に伴う側彎症について
Scoliosis in Marfan's Syndrome
冨士 武史
1
,
岡田 孝三
1
,
小島 伸三郎
1
,
小野 啓郎
1
,
天野 敬一
2
Takeshi FUJI
1
1大阪大学医学部整形外科学教室
2大阪労災病院整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Osaka University Medical School
キーワード:
マルファン症候群
,
Marfan's syndrome
,
側彎症
,
scoliosis
,
カーブパターン
,
curve pattern
,
オステオポローシス
,
osteoporosis
,
胸郭変形
,
thoracic deformity
Keyword:
マルファン症候群
,
Marfan's syndrome
,
側彎症
,
scoliosis
,
カーブパターン
,
curve pattern
,
オステオポローシス
,
osteoporosis
,
胸郭変形
,
thoracic deformity
pp.69-73
発行日 1982年1月25日
Published Date 1982/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408906472
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I.序言
マルファン症候群は,くも状指趾,水晶体脱臼,心血管奇形を特徴とする常染色体性優性遺伝を示す疾患で,全身の結合組織に病変を生ずる.本症候群に合併する脊柱側彎症は40〜60%といわれており,その側彎は進行性で,かつ早期から可撓性が低下し,予後は不良とされている.今回われわれは,10例の脊柱側彎を伴う本症候群を経験し,臨床症状,側彎の程度,進行,カーブパターンなどにつき検討を加えた.その結果,側彎の進行には2つのタイプがあると推察されたので報告する.
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