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スガマデクスナトリウムによるアナフィラキシーショックの1例
Anaphylactic shock due to sugammadex sodium
澤幡 望
1
,
遠藤 瑠璃子
1
,
島 みなみ
2
,
大和田 麻由子
3
,
神﨑 美玲
1
Nozomi SAWAHATA
1
,
Ruriko ENDO
1
,
Minami SHIMA
2
,
Mayuko OWADA
3
,
Mirei KANZAKI
1
1水戸済生会総合病院,皮膚科(主任:神﨑美玲主任部長)
2同,産婦人科
3同,麻酔科
キーワード:
スガマデクスナトリウム
,
アナフィラキシーショック
,
全身麻酔
,
筋弛緩薬
,
筋弛緩回復薬
Keyword:
スガマデクスナトリウム
,
アナフィラキシーショック
,
全身麻酔
,
筋弛緩薬
,
筋弛緩回復薬
pp.1746-1747
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002909
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現病歴 左卵巣腫瘍に対して,全身麻酔下に腹腔鏡下卵巣腫瘍摘出術が行われた。手術操作は無事に終了し,抜管前にスガマデクスナトリウム200mgの経静脈投与を受けたところ,2〜3分後より収縮期血圧が50mmHg台まで急激に低下した。抜管,覚醒後にも血圧の上昇がみられず,全身の紅斑と呼吸困難感も出現した。アナフィラキシーショックとしてアドレナリン筋注などの治療を受けて症状は回復したが,後日精査のため当科を紹介受診した。
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