Japanese
English
症例
Desmoplastic Fibroblastomaの1例
Desmoplastic Fibroblastoma
島井 友佳子
1
,
大倉 正寛
1,2
,
加藤 雪彦
1
,
梅林 芳弘
1
Yukako SHIMAI
1
,
Masahiro OKURA
1,2
,
Yukihiko KATO
1
,
Yoshihiro UMEBAYASHI
1
1東京医科大学八王子医療センター,皮膚科(主任:梅林芳弘教授)
2新座志木中央総合病院,皮膚科
キーワード:
desmoplastic fibroblastoma
,
collagenous fibroma
Keyword:
desmoplastic fibroblastoma
,
collagenous fibroma
pp.1945-1948
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002313
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73歳,女性。2年前に左足背に腫瘤が出現し徐々に増大した。初診時,左足背に3.1×2.6cm大,弾性硬の皮下腫瘤が存在し,下床との可動性は良好であった。MRIではT1,T2強調画像ともに低信号を呈した。病理組織学的には,境界明瞭な腫瘤で,血管成分・細胞成分ともに乏しく,大部分が線維成分から構成されていた。一部粘液性の線維成分のなかに線維芽細胞様細胞が散在し,星芒状の形態を呈するものがあった。Desmoplastic fibroblastomaの皮膚科領域からの報告例は多くないが,十分認識されていない可能性もある。
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