Japanese
English
症例
気管切開を行った遺伝性血管性浮腫Ⅰ型の1例
Hereditary angioedema type Ⅰ requiring tracheostomy
島井 友佳子
1
,
木村 友梨
1
,
神田 泰洋
1
,
加藤 雪彦
1
,
梅林 芳弘
1
Yukako SHIMAI
1
,
Yuri KIMURA
1
,
Yasuhiro KANDA
1
,
Yukihiko KATO
1
,
Yoshihiro UMEBAYASHI
1
1東京医科大学八王子医療センター,皮膚科(主任:梅林芳弘教授)
キーワード:
遺伝性血管性浮腫
,
気管切開
,
蕁麻疹
,
C1q
Keyword:
遺伝性血管性浮腫
,
気管切開
,
蕁麻疹
,
C1q
pp.499-501
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002494
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74歳,男性。約30年前から顔面,体幹,四肢が腫れることが時々あった。数時間前から,顔面,頸部が著しく腫脹し,呼吸困難をきたした。気管切開を行い,C1-インヒビター製剤を投与し救命した。C4,C1q,C1-INH活性,C1-INH蛋白量はすべて低値であった。長女にも血管性浮腫のエピソードがあり,同様の検査値異常があることから遺伝性血管性浮腫Ⅰ型と診断した。経過中に蕁麻疹が合併していた。本症でも蕁麻疹がみられうる点には注意が必要と思われた。
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