Japanese
English
症例
排尿障害をきたした帯状疱疹の2例
Two Cases of Herpes Zoster Associated with Dysuria
西川 哲史
1
,
武田 芳樹
1
,
平山 真帆
1
,
川内 康弘
1
Tetsushi NISHIKAWA
1
,
Yoshiki TAKEDA
1
,
Maho Hirayama
1
,
Yasuhiro KAWACHI
1
1東京医科大学茨城医療センター,皮膚科(主任:川内康弘教授)
キーワード:
排尿障害
,
帯状疱疹
,
ステロイド
Keyword:
排尿障害
,
帯状疱疹
,
ステロイド
pp.105-108
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000001770
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排尿障害をきたした帯状疱疹2例を経験した。症例1は65歳,女性,症例2は81歳,女性。ともに陰部,臀部に皮疹が出現し,排尿困難をきたした。アシクロビルを点滴投与するとともに,プレドニゾロン内服開始,尿道カテーテル留置とした。症例1は半年経った現在も排尿困難は続いており,清潔間欠導尿にて排尿を行っているが,症例2は点滴終了後数日で自尿が得られ,カテーテル抜去となっている。ステロイド投与に関して,自験例の症例1のように無効例も存在するが,有効であったとされる報告もあり,その投与量や投与期間の検討などが今後の課題である。
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